おしりの穴が痒くなる原因

日常のおしりのケア

 

肛門掻痒症になってしまった場合には、正しいおしりのケアが大切になります。まずは、とにかく掻かないこととこすらないことを徹底することです。

 

たとえ薬を真面目に使用していたとしても、患部を掻いてしまっては意味がありません。薬を使用しているのは掻かないようにするためです。絶対に掻かないという強い意志を常に持っていて下さい。

 

また、排便時にはトイレットペーパーでゴシゴシとこすって拭くことはしないようにして下さい。押さえるようにして拭くようにしましょう。温水便座はあまり推奨できません。使用する場合は水圧と水温を一番低く設定して短時間で終了するようにしましょう。

 

そもそも、すっきりと便が出れば、温水便座を使用しなくてもきれいになるものです。乾燥させないということも重要なことです。皮膚が乾燥すると痒みを感じやすくなるようになります。皮膚が乾燥すると痒みを感じる神経が増殖し、皮膚の表面まで伸びてくるからです。

 

温水便座によっては乾燥モードが付いていることもありますが、使用しない方が賢明だと思います。また、おしりを洗浄するための薬品は使わないほうがいいでしょう。石鹸をはじめとして、消毒薬や市販されている肛門用のスプレー、 ウエットティッシュなどを使用するのは控えましょう。入浴時には、石鹸のついたタオルで肛門のあたりを直接ゴシゴシと洗わないようにしましょう。