おしりの穴が痒くなる原因

肛門掻痒症とは

 

何だか原因がよく分からないけれども、どうもおしりの穴の辺りが痒いと感じることがあるかも知れません。最初はなんとなくおしりがムズムズするという程度ですが、そのうちにどうしても我慢できなくなってきます。

 

そして、意識していようと無意識であろうと痒い部分を自分で掻いたりこすったりしているうちに、おしりの穴の周りの皮膚が荒れてきて、湿疹のようになってしまいます。こういった症状を肛門掻痒症(こうもんそうようしょう)と呼びます。

 

肛門が痒い病気を総称しているものです。肛門掻痒症は、皮膚病ではなく、あくまで自分が掻くことによってできた湿疹です。したがって、人にうつるようなこともありません。

 

そうかといって、放っておいても痒みは止まりませんので、なるべく早く治したいところです。肛門掻痒症を治療するには、市販の薬などを使用する方法もありますが、あまりひどくならないうちに肛門科の専門医に診てもらった方が確実に治ります。

 

治療のために塗った薬によってかぶれてしまうこともありますし、そもそも間違った薬を使用してしまうと症状がかえって悪くなるケースもあります。そういった意味においても、自己治療するよりも肛門科を受診することをオススメします。正しい治療を行うためには、正しい判断が必要であることは言うまでもありません。